屋根工事ブログ

投稿日:2025年12月27日

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

屋根は建物の大切な構造体の一つ。
雨や風、太陽光などにさらされ過酷な環境にあるため、劣化も進みやすいことを忘れてはいけません。

屋根も年数の経過で劣化が進みます。
傷んだままにしておくと雨漏りを引き起こす恐れがあります。
屋根の状態や機能性をより良い状態に保てるように、適切な時期にメンテナンスを行いましょう。

本記事では屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールについてお話しさせていただきます。

屋根のメンテナンス時期は症状や工事内容で変わります

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

屋根は常に風雨などにさらされてダメージを負っています。
症状は年数の経過とともに広がっていくため、年数が浅いうちは軽微な工事で済ませられますし、年数が経つほど屋根内部の修繕も必要になりますから工事規模は大きくなります。

ですが、症状が浅いといってもそのまま放置していれば想定している時期よりも早くに大掛かりな工事が必要になる可能性があります。

屋根を長持ちさせるために大事なことは、適切な時期に適切なメンテナンスを行うことです。
屋根はなかなか状態が見えにくところですが、メンテナンス時期に気づけるようにメンテナンススケジュールの目安は知っておきましょう。

屋根の劣化症状についてはこちらの「メンテナンスのタイミングを見逃さない!外壁と屋根の劣化症状は?」をご覧ください。

屋根のメンテナンススケジュール

10年目 20年目 30年目

・点検

・補修

・シーリング

・塗り替え

・点検

・補修

・シーリング

・塗り替え

※状態に応じて、葺き替え又はカバー工法

・点検

・補修

・シーリング

・葺き替え又はカバー工法

一般的に日本の戸建て住宅の寿命は30年程度とされています。
この30年間を想定した屋根のメンテナンススケジュールは上記の表が目安です。

10年ごとのメンテナンスが目安となっています。
ただし、屋根材や塗装した塗料の種類でメンテナンスサイクルは変わります

耐久性が高いものほどメンテナンスサイクルは延びるため、メンテナンスの頻度は少なくなりますが、傷みやすい環境にさらされているのは変わりませんので、10年を目安に定期的に屋根点検の実施をおすすめします

屋根のメンテナンス時期とご計画していただく工事

10年目は屋根塗装で機能性・美観性を高める

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

10年目は屋根塗装をご計画ください。
塗装は屋根材を保護し、美観性と機能性を高めます。

ただし、すべての屋根に塗装が必要というわけではありません。
スレートやセメント瓦、トタン、鋼板などの塗装やメッキで保護されている屋根に塗装が必要です。

屋根塗装の必要性についてはこちらの「屋根は塗装した方がいいの?塗装の役割と塗装をせず放置するリスク」をご覧ください。

20年目は屋根塗装を前提に葺き替えやカバー工法も念頭におく

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

20年目も塗装を前提にメンテナンスをご計画ください。
10年目と違うのは、屋根内部まで劣化が進んでいる場合は葺き替えやカバー工法もご検討していただくということです。

塗装は屋根の外側を改善するメンテナンスです。
屋根内部を改善するには葺き替えやカバー工法を行う必要があります。

30年目は葺き替えやカバー工法で屋根内部から新しくする

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

30年目は屋根内部にあるルーフィング(防水紙)や野地板(下地)の修繕を考える時期なため、葺き替えやカバー工法をご計画ください。

ルーフィングは屋根防水の要です。
ここが寿命にきているとどんなに外側が正常に見えても水が内部に浸透してきて雨漏りを引き起こしてしまいます。

葺き替えとカバー工法の違いはこちらです。

・葺き替え:既存屋根を解体して野地板から屋根を新しくする
・カバー工法:既存屋根を残し、その上にルーフィングから屋根を新しくする

葺き替えとカバー工法についてはこちらの「屋根の工事の種類!葺き替えとカバー工法どちらがおすすめ?」で詳しく解説しております。

補修やシーリングは10年ごと

屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールを解説

10年もすると軽微な症状がいろいろと発生してきます。

よく見られるのがこのような劣化症状です。

・屋根材のひび割れ
・シーリングの劣化
・棟板金を止める釘の抜け
・棟板金の歪みや浮き

とくに棟板金は風にあおられて飛ばされてしまう被害が発生しています。
7〜10月の台風シーズンは多く被害が出ていますので、10年ごとを目安に点検と必要に応じて補修などのメンテナンスを行いください

棟板金工事についてはこちらの「10年を目安に棟板金の点検と修理をしましょう!」をご覧ください。

まとめ|屋根のメンテナンスならLOHASにおまかせください!

10年目 20年目 30年目

・点検

・補修

・シーリング

・塗り替え

・点検

・補修

・シーリング

・塗り替え

※状態に応じて、葺き替え又はカバー工法

・点検

・補修

・シーリング

・葺き替え又はカバー工法

ここまで屋根のメンテナンス時期とメンテナンススケジュールについてお話しさせていただきました。
屋根のメンテナンス時期は上記のスケジュールを目安にご計画をおすすめします。

また、屋根材メーカーは屋根材ごとのメンテナンススケジュールをHPに掲載しております。
製品名がわかっている場合はこちらをご参考していただくこともおすすめです。

屋根は目視できない場所にあるため、傷んでいてもて気づかないことがよくあります。
そのまま放置してしまうと雨漏りのリスクを高めてしまうため、問題を早期に発見できるように10年ごとを目安に定期点検を実施ください。

LOHASでは屋根工事を含め様々な外装工事に対応しております。
建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、屋根の状態が気になっていましたらぜひ当店におまかせください!

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

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