屋根工事ブログ

投稿日:2018年11月21日  更新日:2023年7月31日

屋根葺き替え工事主な工程

こんにちは!

忘年会シーズンが始まって、今年もあとわずかですね!

本当に一年が早く過ぎていきます。

本日は台風による被害も多い屋根工事についてお話ししていきますね!

屋根は建物の傘のようなもので、風雨や太陽光を遮り、私たちの生活を守っています。

建物の大事な構造体ですから、きっちりメンテナンスをしていきたいですよね!

屋根の劣化が激しいと雨漏りを引き起こす原因となってしまうため、定期的な点検とメンテナンスは欠かせません!

 

【屋根葺き替え工事と屋根カバー工法の違い】

屋根葺き替え工事主な工程

今年の屋根工事はカバー工法が多かったです。

屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねて葺く工法のことです。

現在の屋根を覆うようなイメージですね。

まさに屋根をカバーするという感じです。

屋根カバー工法は廃材が少なく、工期が短いため、工事費用を抑えられるメリットがあります。

そのため、費用を重視される方によく選ばれる工法となっています。

 

しかし、屋根カバー工法はすべてのお家にできるわけではありません。

お家の条件によってはカバー工法で施工できない場合があります。

屋根カバー工法で施工できないお家というのは「下地が痛んでしまっている」「屋根が重くなる」「雨漏りしている」などの条件があるときです。

このような条件のお家の場合は「屋根葺き替え工事」をお勧めしております。

 

「屋根葺き替え工事」はカバー工法とは違い、現在の屋根を解体してから新しい屋根を葺きます。

そのため、カバー工法よりも費用が高くなり、工期も長くなりますが、建物への負担は少ないです。

屋根が重くなると重心が上がるため、カバー工法のように屋根が重くなると耐震性が低下します。

その点、屋根葺き替え工事は既存屋根を解体するため、耐震性が低下することはなく、反対に屋根が軽くなれば耐震性を向上させることができます!

また、屋根葺き替え工事は下地から新しくしますので、雨漏りの心配もありません。

下地の状態を確認でき、もし状態が悪ければ補強もできます。

屋根の性能を改善し、寿命を延ばすことができますので、長期的に維持することを重視するなら屋根葺き替え工事をお勧めします。

 

葺き替え工事とカバー工法の比較についてはこちらの「屋根の工事の種類!葺き替えとカバー工法どちらがおすすめ?」をご覧ください。

 

【屋根葺き替え工事の工程】

屋根葺き替え工事主な工程

屋根の葺き替え工事の最初の工程は、まずは足場をかけることです。

(今回説明する屋根の葺き替え方法は瓦屋根を想定して説明しているので、屋根材の種類によって工程などが異なる場合がございます)

 

足場についてはこちらの「足場を有効活用しよう!屋根工事は外壁工事と一緒がおすすめ!」もご覧ください。

 

足場をかけたら、次は瓦を撤去してその上に野地板というもの張っていきます!

野地板とは屋根の下地材です。

一般的に葺き替え工事では野地板は12mmのものを使い、既存屋根を下地に増し張りします。

 

次は防水シートを張ります。

屋根の防水シートをルーフィングと呼び、屋根防水の要となります(一次防水が屋根材、二次防水がルーフィングという構造です)。

ルーフィングは敷いていく順番が大事でして、軒先から棟に向かって敷いていきます。

ルーフィングの重なりも仕様が決まっています(約10cmが一般的)ので、施工マニュアルに従って敷設することが大事です。

 

ルーフィングを敷いた後は屋根材を設置していきます。

屋根材は瓦の他にスレート、ガルバリウム鋼板の金属屋根、アスファルトシングルなど色々な種類があります。

屋根材の種類や特徴は「屋根材のシェア率は?屋根材の種類と特徴、選び方のポイントも解説!」で解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。

 

屋根材を設置した後は棟板金などの板金部材を取り付けていきます。

屋根板金は屋根にできる隙間を塞ぐ役割があり、大事な雨仕舞いです。

屋根板金は台風による被害が多く発生しておりますので、しばらくメンテナンスをしていない方は、状態が悪くなっていないか一度専門業者に見てもらってください。

 

屋根板金についてはこちらの「屋根の維持は屋根板金のメンテナンスが重要!メンテナンス方法を解説!」をご覧ください。

 

ここまで作業が完了したら最終確認を行なって、そこで異常がなければ足場を解体して完工となります。

 

【屋根葺き替え工事の工期は約10日ほど】

屋根葺き替え工事主な工程

葺き替え工事の工期は屋根材の種類にもよりますが大体約10日ほどで完工致します。

カバー工法に比べると少しお値段が高くなってしまいますが、これからの雨漏りのリスクやメンテナンスの頻度などを考えると葺き替え工事のほうが長持ちはします!

ただし、はじめにお伝えしたとおり、どの工法も定期的に点検とメンテナンスが必要です。

屋根は傷みやすい環境にありますから、小さな異常も見逃さないように定期的に点検とメンテナンスをすれば長持ちします。

屋根の点検は10年前後が目安です。

ご相談いただければすぐに点検しにお伺いさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください!

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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