
トタンは亜鉛メッキ鋼板のことです。昔から用いられている建材の一つでして、安価で施工性がいい特徴があります。トタンは経年劣化で錆びてきますので定期的な塗装が必要です。塗装では、塗装前の下地調整が仕上がりと耐久性を大きく左右させます。トタン外壁の塗り替えで重要となるのが、釘頭の浮きと下地強度の確認です。
本記事では、トタン外壁の塗装で大事な下地調整についてポイントをお伝えします。
トタン外壁の構造と釘打ちの特徴
トタン外壁は、柱や土台などの構造体、防水紙、胴縁、トタン外壁の順に施工します。下地に使われる胴縁は一般的に木材です。この胴縁がトタンの下地になっています。
現在では主流となるサイディングですが、構造はほぼ同じです。サイディングにも窯業系と金属系があり、構造体を防水紙で覆い、胴縁を取り付けてからサイディングを張っています。
金属系はガルバリウム鋼板が主流です。トタンと区別されていますが、どちらもメッキ鋼板です。ガルバリウム鋼板は「亜鉛+アルミ+シリコン」のメッキ層を持つ鋼板で、トタンよりも錆びにくく高い耐久性を誇ります。
トタン外壁の下地調整 釘頭と下地強度を確認するポイント
ポイント1:釘が浮いて飛び出している箇所
建物は、太陽光や雨風、湿気といった外気に常にさらされています。 釘を打ち込んだ際のわずかな隙間から雨水や湿気が入り込み、長年の経年劣化で胴縁がやせてしまいます。そうなると釘穴が広がってきて釘が抜けてきます。
さらに釘が抜ける原因は他にもあります。建物は常に振動や衝撃を受けている状態です。年数が経過するとどうしても下地の効きが悪くなってくるため、このような建物の動きも釘が抜けてくる原因の一つです。
釘が浮いたまま塗装するとわずかに残る釘穴から水が入り込み、下地の状態を悪くさせるだけでなく、せっかく塗り直した塗膜にまで悪い影響を与えます。早期に塗膜が剥がれる可能性があるため、塗装前の下地調整では浮いた釘を打ち直す作業を行います。
ポイント2:釘そのものがなくなっている箇所
下地が水分や湿気を含むと、木材は劣化してやせていきます。 湿気と乾燥を繰り返すうちに劣化が進み、釘を支える強度が失われると、釘は抜け落ちてしまいます。
この場合は、釘を打ち直すだけでなく、下地の胴縁の状態をよく確認することが大切です。 やせた木材には釘がしっかり効きません。 そのため、コーキングを併用するなどの工夫も必要になります。もし、下地の状態が悪ければ、下地交換も検討する必要があるでしょう。
釘穴を残すことは、内部の腐食やトタンの錆、最悪は雨漏りやシロアリ被害にまで発展するリスクがあります。トタンを塗装する場合は、必ず入念な下地チェックを行い、状態に応じて調整や補強を行うことが大切です。
トタン外壁の塗装で忘れてはいけないケレン
トタン外壁の塗装において忘れてはいけないのがケレンです。ケレンとは、塗装前にサビや古い塗膜、汚れを取り除く下地処理のことです。 トタンは金属のため、劣化が進むと表面にサビが発生しやすくなります。 サビは塗装すれば隠せてしまえるかもしれませんが、それでは塗料の密着性が悪くなり、早期に剥がれてしまいます。
そこで行うのがケレンです。ケレンは、サンドペーパー、ナイロンパット、ワイヤーブラシ、スクレーパー、電動工具などを使い、下地を研磨してサビなどの不純物を取り除きます。下地に残る不純物をケレンで除去することで、塗料が密着しやすい下地に整えることができます。
下地処理については以下の記事もご参考にしてください。
下地調整を怠ってしまうとどうなる?
下地調整の重要性はトタンの塗装にかぎったことではありません。モルタルも窯業系サイディングでも、もちろん屋根のスレートも塗装する前にしっかりと下地調整している必要があります。
下地の傷みや不具合を残したまま塗装しても、見た目は一時的にきれいになります。 しかし、塗料が密着しにくい状態で塗装しているため、早期に問題を起こしても不思議ではありません。 結果として、再塗装の費用や手間も余計にかかってしまいます。
目に見えない部分こそ丁寧に調整することが、長持ちする塗装の基本です。 お施主様から見えにくい工程のため、手抜きに繋がりやすいことにもお気をつけください!
トタン屋根の塗装については以下の記事でご紹介しております。
まとめ
トタン外壁の塗り替えでは、次の点を押さえることが大切です。
・浮いた釘は打ち直して固定する
・抜け落ちた釘は胴縁の状態を確認し、必要に応じてコーキングを併用する
・下地の状態が悪い場合は下地交換も検討する
・建物全体の劣化具合を詳細に診断し、状態に応じた下地調整を行う
・塗装前にケレンで下地を整え、塗料の密着性を高める
トタンの塗装では、下地処理後に錆止め塗料で下塗りするのが通常の流れです。錆止め塗料は今後の錆の発生を防ぎ、上塗り塗料の密着性を高める効果もあります。下地処理同様に、下塗りは塗装が仕上がると隠れてしまう工程なので、こちらも手抜きには注意しましょう。
LOHASではお客様が安心して工事を任せていただけるように、毎日の作業報告の徹底とお引き渡し後に工事写真をお渡ししております。アフターフォローの体制も整っておりますので、お住まいのことで何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。建物診断や見積もりは無料で実施しております!
“mu”
甲府市・山梨市・都留市・山梨市・大月市・韮崎市・南アルプス市・甲斐市・笛吹市・北杜市・上野原市・甲州市・中央市・中巨摩郡・南巨摩郡・南都留郡・北都留郡・西八代郡 他で、塗装工事、屋根工事のことなら、LOHASへお気軽にご相談ください。













