山梨市のお宅へ屋根塗装におうかがいしました。
屋根が汚れている、つまり塗膜がはがれてしまっていると納得され
塗装し直すことになったのです。
とはいっても、いきなり塗料を塗るわけではありません。
汚れがついている上に塗れば、きれいな色が出ませんし、すぐに剥がれてしまいます。
ということで、実際の塗りに入るまでにさまざまな工程があります。
下地処理という工程の中だけでも段階がいくつかあるんですよ。
下地処理について詳しくは⇒こちらへ
簡単にご説明すると、まずは高圧洗浄です。
丁寧に行えば、汚れはかなりとれます。
とてもきれいになりました。
これでよしとしたいところですが、このままで終わると屋根にとっては危険です。
完全に素肌、無防備な状態なので、これで雨風、強い日差しにさらされれば
屋根材そのものの割れ、ひび割れ、浮きなどが簡単に起こる可能性があります。
きれいになったところで、さらに細かい点検をします。
割れは見られないきれいな屋根ですが
反って浮いているところはないか、棟部分の釘の抜けはないかなどを調べます。
今回のお宅では、釘の浮きが2箇所見られました。
台風などでさらに抜け、棟金属が飛んでしまっては大変です。
ご近所の手前、心配ですね。
打ち直しても、遅かれ早かれまた浮いてくる可能性がありますから
スクリューネジとよばれる釘に換えておきました。
同じ釘をもう一度打ち込むより格段に安心です。
そうして下地処理が終わったところで、ようやく塗りの工程に入っていくのです。
ここで使っていく塗料ですが、塗料のメーカーの仕様書にきちんと沿っていくかが非常に大事です。
せっかく機能性の高いいい塗料をお選びいただいても、いい加減な塗り方では十分な効果が発揮されません。
塗料そのものの濃さ、塗り重ねる間の乾燥時間などを正しく守ること、正しい厚さで塗っていくこと。
「いい塗料を選んだはずなのに数年しかもたなかった」といったことにならないよう
高品質な丁寧な施工を行っています。
こうして最低でも三度塗りをした屋根は、美しいだけでなく強度が増しています。
今回は、足場代の費用を節約するために外壁塗装も行いましたので
見積もり説明書に書かれた工事内容と照らし合わせ
今は何をしているのかときどき質問もしていらしたお客様でしたが
最後にとてもきれいな屋根に生まれ変わったときにはとても喜んでらっしゃいました。
遮熱性も増すので、今後のエアコン代も変わってくるでしょう。
このたびのご依頼、まことにありがとうございました。
☆M
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