みなさんは雨どいの修理も行っていますか？
少し地味な印象を受ける雨どいですが、こちらもしっかりとメンテナンスを行なっておかないと不具合を起こしてしまいます。
そもそも雨どいはどんな役割があるでしょうか？
それは「屋根から流れてくる雨水を滞りなく排水するため」です。
10年くらい年数が経てば、雨どいもそれなりに不具合が起きてきます。
「修理が必要なタイミングはいつ？」このような疑問にお答えするべく、本日は雨どいの修理が必要な劣化症状についてお伝えさせていただきます！
雨どいにこんな症状が出ていたら要注意！
雨どいの主要な部材はこちらの「軒樋」「縦樋」「集水器」の3つ。
これらの部材が劣化するとどんな症状が出るか確認してみましょう。
| 軒樋 | 縦樋 | 集水器 |
| ・ゆがみ ・たわみ ・脱落 ・取り付け位置の不良 ・吊り金具の破損 ・ゴミ蓄積による水詰まり |
・破損 ・番線の切断（這い樋の場合） ・控え金具の破損 |
・位置のズレ ・ゴミ蓄積による水詰まり ・破損 |
現在多く普及するのが「塩ビ製の雨どい」。
塩ビ製の雨どいは柔軟性と十分な強度をもつ特徴があり、耐用年数は20年程度。
長く住み続けていく上で必要な耐久性を備えていますが、耐用年数よりも先に不具合を生じるのが通常な現象です。
それでは次に雨どいによく見られる劣化症状と原因についてご説明いたします。
雨どいの劣化と原因
ゴミ蓄積による水詰まり
水詰まりが発生するのは「軒樋」と「集水器です。
・軒樋：軒先に設置される水平に延びる部材。屋根から流れてくる雨水を受けます。
・集水器：軒樋と縦樋を繋ぐ箱状の部材
軒樋と集水器のところで水詰まりを起こしてしまう原因は「ゴミが溜まること」です。
ゴミが溜まってしまうのは、お椀型の形状のため風にのって砂埃や落ち葉などが入り込んだり、鳥が巣作りのために枝などを運び込んできたりして、それがどんどんと蓄積してしまうからです。
そして、雨どいの中に溜まったゴミが土手のように盛り上がり、水を堰き止めてしまいます。
水詰まりを防ぐ方法は定期的に雨どい清掃を行うこと！
建物がある環境に影響されますが、近くに林や公園があるお家はゴミが溜まりやすいので注意が必要です。
水詰まりを防ぐ方法は、定期的に雨どいを清掃すること。
雨どい清掃では洗浄機などを使って雨どいの中をきれいにします。
外壁や屋根の塗装では高圧洗浄を行いますので、このタイミングで雨どいの中を清掃するのもおすすめです。
また、「落ち葉よけネット」を軒樋や集水器に覆っておくと大きなゴミが入りにくくなります。
「落ち葉よけネット」は簡単に取り付けられますので、ゴミが入り込みやすい環境なら大きな効果が期待できます。
ゆがみ
塩ビ製の雨どいは紫外線の影響で次第に柔軟性を失い、硬質化してきます。
ゆがみが生じてくると勾配のずれや水が溢れてきてしまうなどの被害が起きやすくなります。
日本は毎年台風に見舞われ、その強風で雨どいが破損して飛ばされてしまうことも起きています。
雪も雨どいをゆがませる原因の一つになっています。
屋根から滑ってきた雪が軒樋にのしかかると、その重量で雨どいがゆがみます。
雪の重みに耐えきれなければ軒樋が落ちてしまうでしょう。
こうなると軒樋の損傷だけでなく、このような被害も受けてしまいます。
・吊り金具の破損
・勾配がずれて水が流れにくくなる
なによりも落雪はそうとうな重量があり、もし人がいるところに落雪してきたら大変に危険です。
滑ってきた雪がお隣の建物に危害を加える可能性もあります。
落雪事故は雪止めで防止！定期点検がゆがみによる被害を防ぎます！
雪が積もる地域では、屋根に雪止めを設置していただくことをおすすめします。
雪止めとは、屋根の軒先側に取り付ける落雪防止用の金具です。
L字型をした形状の金具で、迫り上がる部分で雪の滑落を防ぎます。
雪止めで堰き止められた雪は、太陽の熱で徐々に溶け出し、安全に除去できる仕組みです。
雪止めは後付けも可能です。
もし屋根に雪止めがない場合は、新しく取り付けていただくことをご検討してみてください。
落雪などの軒樋に負担をかける原因以外でゆがみが生じるのは経年劣化があります。
ですが、経年劣化だけは防ぎようがありませんので、被害を出さないために定期的に点検を実施して、状態に応じて部材を部分交換するなどメンテナンスを行いください。
高所にある部材は劣化を見逃しやすいですが、定期的に点検を実施していれば適切な時期に対処できます。
雨どいの交換時期はいつ？
現在普及する塩ビ製の雨どいの耐用年数は20年程度です。
つまり20年ほど経過した雨どいは交換時期にあります。
雨どい交換は高所作業で足場が必要ですから、このタイミングで外壁塗装など他の工事もご一緒に行っていただくと足場代の節約になります。
当社では建物診断や見積もりを無料で行っておりますので、雨どいのことで分からないことがございましたらお気軽にご相談ください。
お客様の将来のことも見据えて今後のことも踏まえたメンテナンス計画をご提案させていただきます。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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