スレートの塗装工事の提案を受けた際に「本当に塗装が必要なのか?」と疑問に思う方も少なくありません。スレートはセメントを主原料としており、もともと水を吸収しやすい性質を持つため、塗膜によって状態を保つことが前提の建材です。
塗装の劣化がすぐに雨漏りへつながるわけではありませんが、塗膜が古くなるほどスレート自体の脆弱化が進み、破損や美観の低下を招く恐れがあります。
本記事ではスレート塗装の必要性と効果、検討すべきタイミングについて詳しく解説します。
スレートを塗装する必要性とは?
スレートは厚さ5mm程度の薄い板状の屋根材で、表面に塗膜を形成することで防水性を保っています。しかし紫外線や雨風にさらされ続けることで塗膜は徐々に劣化し、色あせやひび割れ、反り返りといった症状が現れます。塗膜が機能を失うと、スレート自体が水分を吸収しやすくなり、内部から劣化が進行してしまいます。
塗装が古くなったからといってすぐに雨漏りが発生するわけではありませんが、スレートの下に敷かれたルーフィング(防水シート)の劣化が早まり、やがては雨漏りや住宅の構造材へのダメージへとつながるリスクが徐々に高まっていきます。定期的な塗装は、こうした劣化を未然に防ぎ、屋根の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスなのです。
スレートを塗装することで得られる効果
スレートを塗装する最大の効果は防水性の回復です。塗膜が新しくなることで雨水の侵入を防ぎ、屋根材内部への水分吸収を抑制します。また、遮熱・断熱効果のある塗料を選べば、夏場の室内温度上昇を抑え、冷房効率の向上にも貢献します。さらに、色あせていた屋根が新品同様の美しい外観によみがえるだけでなく、好みの色に塗り替えることで屋根のイメージチェンジを図ることも可能です。
屋根塗装は外壁塗装と同時に行うケースが多く、まとめて塗装することで色や質感のバランスを整え、建物全体をトータルでコーディネートできる点も魅力です。加えて、藻やカビの発生を抑える防カビ・防藻機能付き塗料を使用すれば、美観の維持と屋根材の劣化防止を同時に実現できます。
主な効果をまとめると、以下のとおりです。
・防水性の回復によるスレートの耐久性向上
・遮熱・断熱などの機能性の付加
・好みの色への塗り替えによるイメージチェンジ
・外壁塗装との同時施工による建物全体のコーディネート
・防カビ・防藻機能による美観維持と劣化防止
スレートは塗装しなくてもいいと言われる理由
一方で「スレートは塗装しなくてもいい」という声も耳にします。これは、屋根の防水の要はスレートの下に敷かれたルーフィングにあり、塗装そのものは雨漏りを直接防ぐものではないという考え方に基づくものです。実際、屋根性能を根本から改善するには、ルーフィングごと屋根を新しくする葺き替えやカバー工法が必要であり、塗装だけでは対応しきれない場合もあります。
しかし、塗装を怠ってスレートの劣化が進むと、スレート自体が脆弱化し、割れや破損につながるリスクが高まります。破損した欠片が飛散すれば、近隣の建物や駐車中の車を傷つけてしまう恐れがあるほか、屋根の見た目も損なわれ、住宅全体の美観低下につながります。
さらにスレートが割れてルーフィングがむき出しになると、雨水に触れる頻度が増えるだけでなく、飛来物による損傷も受けやすくなり、劣化のスピードが一気に早まってしまいます。こうしたリスクを避けるためにも、塗装によってスレート自体の状態を良好に保つことが重要なのです。
塗装できないスレートもあります!
塗装できないスレートの代表例として、「パミール」や「アーバニー」があります。建築基準法の改正によりアスベストの使用が規制されたことを受け、アスベストを含まないスレートが製造されるようになりました。
しかし、こうした初期のノンアスベストスレートは強度が弱く、施工から10年ほどで層間剥離を起こすなど激しい劣化が生じることが多く、当時大きな問題となりました。この種のスレートは劣化が著しく進んでいるため、塗装をしてもすぐに塗膜が剥がれてしまい、防水性能を回復させることができません。
該当するスレートが使用されている場合は、塗装での対応が難しいため、カバー工法や葺き替えといった屋根そのものを新しくする工事を検討する必要があります。
これらのスレートは、1990年代後半〜2008年頃に製造・販売されていますので、この年代に該当する建物でしたら、もしかすると塗装では対応できない可能性があります。自己判断は難しいため、必ず専門業者による現地調査を受け、屋根の状態に応じた最適な工事方法を選びましょう。
スレートの塗装を検討していただくタイミング|スレートの塗装ならLOHASにお任せください!
塗装を検討すべき代表的なサインとしては、屋根の色あせやチョーキング現象(表面を触ると白い粉が付着する状態)、コケや藻の発生、スレートの反りやひび割れなどが挙げられます。
ただし、屋根は普段の生活の中で目視しにくい場所にあるため、チョーキングのような細かな症状はご自身で確認するのが難しいのが実情です。そのため、遠目に見て色あせなど外観の変化に気づいた際には、念のため専門業者に点検を依頼し、塗装が必要な状態かどうかを確認してもらうことをおすすめします。
一般的には築後10年前後が点検の目安とされており、定期点検を通じて早めに劣化状況を把握し、適切なタイミングで塗装を行うことが、結果的に修繕費用を抑えることにもつながります。
LOHASでは建物診断や見積もりを無料で実施しております。屋根の状態や必要な工事、今後の維持管理ついてなど、詳しくご説明させていただきますので、これから屋根塗装をご計画されていましたら、ぜひLOHASにお任せください!
“mu”
甲府市・山梨市・都留市・山梨市・大月市・韮崎市・南アルプス市・甲斐市・笛吹市・北杜市・上野原市・甲州市・中央市・中巨摩郡・南巨摩郡・南都留郡・北都留郡・西八代郡 他で、塗装工事、屋根工事のことなら、LOHASへお気軽にご相談ください。














