アスファルトシングルはアスファルトを含浸させた基材に色彩豊かな天然石で彩った趣のある屋根材です。
色彩が豊かで深みのある意匠性が個性的な印象を屋根に与えてくれます。
屋根材はいろんな種類があり、どれを選んだらいいか悩むところです。
本記事では、アスファルトシングルのメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。
おしゃれでデザインにこだわりたいという方にぴったりな屋根材ですので、これから屋根工事をお考えの方はぜひご参考にしてください!
アスファルトシングルの特徴についてはこちらの「アスファルトシングルはどんな特徴がある屋根材?押さえておきたいポイント!」で解説しております。
アスファルトシングルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・個性豊かなデザイン ・塗装をしなくても大丈夫 ・割れない、錆びない ・建物への負担が少なく、軽量で耐震性が高い ・アスベストの飛散がない ・リーズナブルな価格 ・施工が容易 |
・風の吹き込みに弱い ・ガルバリウム鋼板よりは耐久性が劣る ・メンテナンスフリーではない |
アスファルトシングルのメリット・デメリットは上記の表のとおりです。
以下にメリット・デメリットについて一つずつご説明いたします。
アスファルトシングルのメリット
個性豊かなデザイン
アスファルトシングルはスレートや金属屋根にはない個性的で深みのあるデザインが魅力です。
天然石を施したデザインは意匠性が高く、色彩豊かな表情を演出します。
葺き替えにもバリエーションがあり、異なるカラーのアスファルトシングルを組み合わせてランダムなパターンに仕上げることも可能です。
塗装をしなくても大丈夫
天然石のアスファルトシングルは色褪せがなく、新築の風合いが長く保ちます。
元々防水性の高いアスファルトが基材に含浸されているため、スレートのように塗装で防水性を維持しなくても大丈夫な屋根材です。
スレートだと30年間の間に1〜2回塗装を行うサイクルですが、アスファルトシングルならそう頻繁に塗装を必要とすることはありません。
※アスファルトシングルは美観を保つために塗装することも可能です。
割れない、錆びない
アスファルトシングルは破損する心配がない安心な屋根材です。
スレートや瓦のような硬質な素材ではなく、折り曲げられるほど柔軟性があります。
また、金属屋根のように錆びる心配もないため、長く安心して使えます。
建物への負担が少なく、軽量で耐震性が高い
アスファルトシングルは建物への負担が少ない軽量な屋根材です。
屋根の重量が軽くなることで耐震性を向上させることができます。
アスファルトシングルの重量はメーカーごとに差異はありますが約10kg/㎡ほどです。
※瓦重量:50kg/㎡、スレート重量:20kg/㎡、金属屋根重量:5kg/㎡
アスベストの飛散がない
アスファルトシングルはアスベストを含まない屋根材です。
現在ではアスベストを含む建材の製造・使用などは禁止されましたが、まだ規制する前の建物にはアスベストを含有した屋根材が使われており、改修工事ではアスベスト含有建材の事前調査や飛散防止など対応が厳格化されています。
アスファルトシングルはその点について安心できる屋根材になっています。
リーズナブルな価格
アスファルトシングルは比較的にリーズナブルな価格で提供されています。
価格は抑えたいけどデザインがおしゃれな屋根にしたいとご希望されている方は、色彩豊かで深みのある表情を与えてくれるアスファルトシングルがおすすめです。
施工が容易
アスファルトシングルは施工しやすい屋根材です。
スレートのように専用の切断機を用意しなくてもカッターでカットできます。
また、軽量なことから重ね葺き(カバー工法)にも対応しています。
天然石で仕上げられたものは石粒のおかげで滑りにくくなっており、点検や部分的な修理の際にも他の屋根材と比べて安心して登ることができます。
アスファルトシングルのデメリット
風の吹き込みに弱い
アスファルトシングルは風の吹き込みで捲れてしまったり、反って癖がついてしまったりすることがあります。
経年劣化で柔軟性が失われると歪みがあるところから千切れてしまいます。
ですが、風圧に対して対策をとることも可能で、各部材の固定力の強化や風の侵入を防ぐことで風圧力に対して安全性を確保できます。
ガルバリウム鋼板よりは耐久性が劣る
現在主流となっているガルバリウム鋼板や瓦と比べるとアスファルトシングルの耐久性は見劣りします。
ガルバリウム鋼板は25〜35年ほどの耐用年数に対し、アスファルトシングルは20〜30年ほどが想定されています。
瓦ではさらに長く50年以上保つと言われています。
ただし、屋根材の寿命だけで判断するのではなく、防水を担っているルーフィングのことも一緒に考える必要があります。
どんなに屋根材が丈夫でもルーフィングのところで水が浸透するようになると雨漏りしてしまいます。
一般的なルーフィングは20〜30年ほどが耐用年数となるため、アスファルトシングルの耐用年数でも十分な長さと言えます。
ガルバリウム鋼板とアスファルトシングルについてはこちらの「耐震性に有利!軽量屋根のガルバリウム鋼板とアスファルトシングル」でご紹介しております。
メンテナンスフリーではない
定期的な塗装を必要としないアスファルトシングルですが、メンテナンスフリーではありません。
※ちなみに耐久性が高く、メンテナンスの頻度も少ないガルバリウム鋼板でもメンテナンスフリーではありません。
天然石のアスファルトシングルは年数の経過で石が剥がれてきます。
基材が露出しても屋根の機能上は問題ありませんが、基材が露出して見栄えが落ちてきます。
メーカーにもよりますが、補修材が用意されていれば部分的に石をまいて補修することができます。
また、専用塗料も用意されていますので、見栄えが気になる方は再塗装することも可能です。
アスファルトシングルや他の屋根材についてはこちらの記事もぜひご参考にしてください。
屋根材のシェア率は?屋根材の種類と特徴、選び方のポイントも解説!
まとめ|屋根材選びならLOHASにおまかせください!
屋根材の比較では必ずと言ってもいいくらいに名前があがるのがアスファルトシングルです。
アスファルトシングルにはスレートやガルバリウム鋼板とはまた違った魅力があります。
屋根形状でも相性のいい屋根材が変わってくるため、屋根工事をお考えの方は、まず業者に屋根を診断してもらうことをおすすめします。
LOHASでは建物診断や見積もりを無料で行なっております。
お客様のご要望に沿って屋根にぴったりなご提案をさせていただきますので、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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