【スレート屋根とは?】
スレート屋根は現在の住宅に多く採用されている屋根材の一つです。
屋根材はいくつか種類があり、瓦、ガルバリウム鋼板や銅板などの金属屋根、アスファルトシングルなどがあります。
どの屋根材も特徴が異なり、耐用年数、メンテナンス方法も各屋根材に合わせて行っていく必要があります。
屋根材の中の一つスレートは現在では一般的な屋根材として普及していて、セメントを主原料としています。
スレートの厚さは5mmほどと薄く、重さは瓦よりも軽いため耐震性に優れています。
屋根材が軽くなることで建物重量は軽減され、地震による揺れも重い屋根材の建物と比べて抑制できます。
【劣化症状】
スレートはセメントを原料としているため表面に塗装を施して防水性を保っていますが、経年劣化で塗装が落ちてきます。
塗装が剥がれれば防水性は落ちますので、セメントの性質上水を吸ってしまうばかりか、塗装が剥がれた屋根は美観性が落ちて建物の見栄えを悪くさせてしまいます。
塗装の劣化だけでなく、劣化症状は他にもありひび割れなどの損傷も起こります。
損傷がひどいとスレートの大部分が割れて破片が風で飛ばされてしまうことがあり、近隣の建物にぶつかって傷つけてしまうと大変です。
屋根は高い場所にありますから、肉眼で確認することは難しいです。
年数の経っている屋根はコケや砂などの汚れが付着し、非常に滑りやすくなっています。
梯子をかけて屋根に登るのは落下する恐れがあってとても危険ですから一般の方はしないようにしましょう。
安全のためにも屋根の状態を知りたい場合は、プロに依頼して屋根を点検してもらいましょう!
当社は無料で建物診断を行っておりますので、お家のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【スレート屋根のメンテナンス方法】
スレート屋根は年数が経てばコケなどが付着して汚れてくるため建物の美観性は落ちてきてしまいます。
塗装の剥がれもあり、ますます建物が古く見えてしまいますし、セメントの性質上、水を吸ってしまうため耐久性ももちろん落ちます。
屋根は雨漏りを引き起こしやすい場所でもあるので、なるべく正常な状態を維持していくことが望ましいです。
一度でも雨漏りを引き起こすと建物の性能は著しく落ち、修理する規模も大きくなる傾向にあります。
もし、雨漏りの症状が疑われる場合はできるだけ早く対処することをお勧めします。
雨漏りについては「雨漏りスピード補修」でも触れていますので、ぜひこちらもご参考にしてください。
スレート屋根の耐久性はおよそ20年と言われていますが、塗装の保ちはもう少し短く10年から15年ほどが塗装の周期になります。
屋根が20年以上経つと今度は屋根材の下に敷設しているルーフィングの劣化が心配になってきますので、20年以上経ったら塗装ではなくルーフィングを新しくする葺き替えやカバー工法をご検討ください。
スレートは屋根材の中でも比較的安価な屋根材で豊富なカラーバリエーションとグレードがあるため、屋根を新しくするときにお勧めの屋根材です。
繰り返しになってしまいますが、屋根の状態は確認しにくく、一般の方が見ても劣化しているか、メンテナンスが必要か、などの判断は難しいかと思います。
劣化しているかわからなくても、ある程度年数が経っていましたらプロに依頼して点検してもらいましょう。
【スレート屋根の塗装の流れ】
スレート屋根の塗装の工程は以下のように進みます。
①足場の設置
屋根塗装は高所作業となるため安全な作業環境を作ることが大切です。
足場を設置することで安心して施工ができ、工事の品質も高まります。
足場には飛散防止のため養生ネットを張り近隣の建物にゴミなどが付かないように配慮します。
②高圧洗浄~乾燥期間
屋根に付着した汚れや旧塗膜を取り除くため圧力をかけた水で洗浄します。
塗布面に不純物がついていると塗装がつきにくくなります。
洗浄後は建物が濡れていますので、しっかり乾くまで期間をあけます。(季節や天候によって変わりますが、乾燥期間は約1日間です)
③下地処理、補修
下地処理は塗装の耐久性を左右する大切な工程です。
下地処理を行う目的は下地に塗料が密着しやすくなるように塗布面を整えることです。
スレートのひび割れや釘抜け、棟板金の不具合、コーキングの劣化などの症状がある場合は、この工程で補修しておきます。
下地処理についてはこちらの「塗装工事の下地処理、下塗りは非常に重要です」をご覧ください。
④縁切り(タスペーサー設置)
屋根塗装にはあって外壁塗装にはない工程が縁切りです。
この工程は塗装した後に屋根材同士がくっついてしまわないように処理する作業になります。
タスペーサーという部材を屋根材に取り付けて隙間を作り、通気性や水の出口を作っておきます。
縁切りを適切に行っていないと腐食や雨漏りの原因となってしまいます。
タスペーサーについてはこちらの「タスペーサーの重要性 ~雨漏りから屋根を守る、タスペーサーとは」をご覧ください。
⑤下塗り~中塗り~上塗り
下地処理、縁切りの工程が終わったら塗装の工程になります。
使用する塗料により塗装工程は変わりますが、基本的に下塗り~中塗り~上塗りの3回塗装を行います。
下塗りでは塗料の密着性を高めるためにシーラーなどの下塗り剤を塗布し、中塗りから仕上げ剤で塗装を行なっていきます。
屋根の塗料は専用の塗料を使います。
通常の塗料とは違い遮熱性能に特化した塗料もありますので、屋根塗装をお考えの方は遮熱塗料もご検討ください。
⑥最終確認~足場撤去~お引き渡し
塗装完了後は施工の不具合や塗り残しなどがないか最終確認します。
スタッフが施工の確認をした後はお客様にも立ち会っていただき、一緒に仕上がりを見ていただきます。
仕上がりにご了承がいただけましたら足場を撤去してお引き渡しとなります。
【外壁塗装など高所作業のメンテナンスもご検討ください!】
スレート屋根の塗装の流れでもお伝えした通り、屋根塗装を行う際は足場を設置します。
足場は設置ごとに費用がかかりますので、屋根の塗装を行うタイミングで高所作業が必要な工事も一緒に行っておくことをお勧めします。
外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うことも多いですので、塗装工事をお考えの方はぜひご検討ください。
外壁塗装と屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装・外壁塗装」と「屋根工事と外壁工事はセットがお得!」をご覧ください。
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